黄色いゾウのあしあと

★旦那さんとプラダーウィリー症候群の娘とそのきょうだいと2匹のニャンコとの生活★

医者と看護士

あの告知から今日で丁度1年になる。。。
ヒカリは生まれてすぐ様子がおかしいと判断され、保育器に入った。
初めて触ったのは生まれた日の翌日。初めて抱っこしたのは、私が退院してからで生後8日目だった。

ヒカリ担当の小児科の先生は始め「様子を見させて下さいね。元気になってくれば(保育器から)出られますから。まだお腹から出たのに気付いてないかも知れないですねー。」と言っていた。6日後に私達は親子一緒に退院できると思っていたけど、それは出来なかった。
先生はいつでも私達に希望を持たせるような事ばかり言ってた。「だいぶ元気になりましたね」「安定してきてますよ」など。その言葉に私達は喜んでいた。その後どん底に突き落とされるとは知らずに…。


どうして医者は言葉を濁すのだろう?タイミングは大事かも知れないが、浮かれさせる必要はないと思う。安心させようとして言ったのだと思うけど、隠してる事実から違う方向へいくような言葉を遣わないで欲しかった。良い事を聞けば、心配してる人が喜ぶのは目に見えてる。私達が嬉しそうにする姿を見て心が痛まなかったのかな…。

医者の言葉に浮かれながらも、おかしいと思い直したのは半月くらい経ってからだったかな。
「この子は何かが変だ」そう思い始めたら、先生に対する不信感が募っていった。先生は染色体の検査の結果を受けて「何もなかったですよ」って言うけど、あれはウソ?何もないのに、どうしてこの子はミルクを飲めないの?いつになっても声を出して泣かないのは何で?先生は何を隠してるの?いつもいつも良い話ばかりするけど、絶対に何か隠してる!!そう思うと気が気じゃなかった。

看護士さん達はそんな私達の何か言いたげな様子に気付いてくれて、
「何か先生に聞きたい事ありますか?」と言ってくれた。
そして旦那さんが「ちゃんとホントの事を先生から聞きたい」と告げた次の日、先生との話をする事になった。
先生はためらいながらも話し始め、コッチが真実を聞きたいって言ったのに、それでも言葉を濁してた。しびれをきらして旦那さんが「ちゃんと真実を先生の口から話して下さい。こっちだってそれなりに対応しなくちゃならないんですから。」と少し怒り気味に言うと
少しずつホントのコトを話し始めた。

そして…
「詳しくは分からないけど、この子は普通の子と同じじゃない。何らかの障害をかかえています。」
ショックだった。「じゃぁ、障害者って事ですか?治らないんですか?」と言うと
「健常者としては生きられません」
この言葉に頭が真っ白になった。自然と涙が溢れそうになった。
横を見ると旦那さんがこらえきれずに泣いていた。看護士さんも涙を流していた。
他の看護士さんも居るし、先生の前だし、ココで私は泣いてはいけないような気がしてグッとこらえた。本当に悲しかったけど、病院では泣かなかった。

まだ面会時間が始まってなかったので、他の親達は来てない中で話を聞いたけど、開始時間が近づいたので隣の授乳室に看護士さんに連れられて出た。
ヒカリを見つめながら「どうして…。どうしてヒカリが…」とひたすら思っていた。旦那さんが泣いている姿なんてあまり見た事がなかった。3人だけで静かな時間だった。

が、ガラス越しに見える隣の新生児室で看護士さんと先生が楽しそうに話をしてるようで、先生の大声で笑う声が聞こえた。
こっちではお先真っ暗って雰囲気なのに。
ますます先生が嫌いになった。
デリカシーがなさすぎる。こうゆう時くらい神妙なフリくらいしてくれれば良いのに…。

この話になる前から先生は同じ都立の病院への転院話を勝手に進めてた。
私達はどうしてもそこへは行きたくなくて、後日セカンドオピニオンとして、別の大きな病院を訪れてみた。
ここの先生なら見解が違うかも…そんな期待もあった。結局は同じだったけど。
その先生は落ち着いた様子で私達に「やる事はおなじですよ」と言った。大きな病院の先生だからか、それとももうショックを受けた後だったからか、すんなりその言葉を受け入れ、同じ都立の病院への転院を了承した。

今、考えるとあのショックを乗り越えていけたのは、看護士さん達が居てくれたからではないだろうか…。
とても親切で優しい人ばかりだった。
先生との話し合いの場も作ってくれたし、親身に母乳の相談にも応じてくれた。その後も特別に私達の両親をヒカリに面会させてくれるように取り計らってくれたし、ヒカリに自分の洋服を着せてあげられるようにもしてくれた。1ヶ月記念に手形も取らせてくれた。
転院する時も「面会に行ってもいいですか?」と…。

患者の気持ちを分かって気遣ってくれるのは、看護士さんなんだと改めて思った。本当に皆さんには感謝してます。
出産の担当医の先生は小児科の先生とは違って、私の1ヶ月検診の時に「赤ちゃんどうですか?」とかその後に会った時も心配してくれてた。産科の先生にはまた担当になってもらいたいと思うけど、小児科の先生には担当になって欲しくないと思う。
同じ医者なのに…。
  1. 2006/08/13(日) 11:20:54|
  2. 私の独り言|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:6

前とは違う | ホーム | 心配(=д=)

コメント

先生や看護士さんが慰めのつもりかわからないけど
言葉を濁すってことあるんだね。
うちは逆に「この子、この先色々出てくるやろな…」って
突き放されたような言い方去れたときは、「こいつ最低」
って思って、二度とその病院には行ってない。
本当のことはいずれわかるんだし、きちんと話をしてほしいよね。
隠されると病気や障害があることは悪いことなの?って思うし。
医者はあくまでも他人事なのかな。当事者達にしかわからない
ことが理解できないんだろうな~。
医者として必要なのが腕前、これ当たり前だけど一番大事なのは
信頼関係だよね。特に小児科医は、ナーバスになってる親と
接することが多いんだし、デリカシーをもってほしいよね。

告知去れたとき、泣かなかったちっこいのさんすごいね。
うちは逆に、私が泣いてばかりで旦那に支えてもらったから
普段は冷たく(笑)してるけど、やさしくしなきゃ…だね(^▽^;)
でもね、耐えることはないと思う。悲しかったら泣けばいいし
腹が立ったら怒ればいい。じゃないと、心への負担がどんどん
大きくなって、一人じゃ支えきれなくなっちゃう。
特に障害児の親はね。うまく吐き合ってリフレッシュしようね(^▽^)
  1. 2006/08/13(日) 06:43:52 |
  2. URL |
  3. こたまま #- |
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ちっこいのさんの気持ちがわかるだけに読んでいてグッときましたv-409この話について書こうと思ったらすっごく長くなってしまったので消しましたv-393v-356病院によっても先生によってもいろんなめんで本当にみんな違いますよね・・
  1. 2006/08/13(日) 16:09:39 |
  2. URL |
  3. aimiママ #iydQorAY |
  4. 編集

ほんとにね。ちっこいのさんの気持ちがわかってしまうので、ワタシも読んでいて涙が出てきてしまいました。

小児科の先生、その対応はすごく、無責任だと思う。その場しのぎだよね。

「障害をもつ子を産むということ 19人の体験」という本を読んだけれど、いろんな病院があって、さまざまな医師、看護士がいることを知りました。

うちの産院のスタッフは、医師、助産士、看護士、みんな率直だったな。とくに助産士さん。産後すぐに「筋力が低いので、染色体の検査も必要かも」と、医師から告知された後、ずっとそばにいて、ワタシたちが現実をちゃんと認識できるように、こちらの疑問に答えながら、見守っていた。オットは「あの助産士さんが、なにか言えば言うほど、どつぼにはまるというか、ただごとではないと思い知らされた」ようなことを言っていたけれど、ワタシは、すごく勇気があることだし、とてもツライ役を、しっかりやってくれたと、感謝している。「知的障害が出るかもしれない」ってことも、その助産士さんが最初に口にした。「この人は、きっといろいろわかったうえで、話しているのだろう」と、そのとき、覚悟した。親にヘンな期待をさせてはいけない。現実を話さなくてはいけない。うちの産院は、ほんとによくやってくれたと思う。

そうそう、産後すぐに医師から「お口の中の、歯茎の部分が、少し上にあがっている」と言われて、ワタシはそれがとても気になった。
それで、新生児室にいるりっきに会いにいったときに、そこにいたスタッフ(助産士)に、「歯茎がちょっと違うって、どういうことなんでしょう」とたずねたら、その助産士さんは、真っ直ぐワタシの目を見ながら「おかあさんが、見てみますか?」と、答えてくれた。ヘンに隠されたり、にごされたりしなかったことに、信頼を感じました。
  1. 2006/08/14(月) 22:35:05 |
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  3. りっきママ #- |
  4. 編集

コメントありがとうございます。

<こたままさん>
順序は大切だけど、コチラが知りたいと思う事に対して逃げるように濁すのだけはやめて欲しいよね。それと私達のために濁してたなら、最後までもっと気を遣って欲しかったなー。
あの日、家に帰る車の中で涙が止まらなかったi-229旦那さんと2人きりになって、気がゆるんだのかも知れないなぁ。あと、ヒカリが居なかったから泣けたってのもあるのかもi-201
こたままさん、旦那さんが心の支えになってくれてるんだねi-175お互いに頼りにしてるって良いよねi-237e-266

<aimiママさん>
こうゆう時の医者の当たり外れって大きいですよね(言葉は悪いですけどi-202)。私達は看護士さん達に心癒されましたv-22
病院によって様々だけど、気遣いだけは同じであって欲しいと思います。

<りっきママさん>
りっきママさんの担当の方々は正直で真っ直ぐな人たちだったんですね。
辛い事をハッキリ言われると、その場は「何この人?」って嫌な気持ちにもなったりするけど、後々ハッキリ言ってもらって良かったって思えるようになるのは、その人の言い方だったり、心遣いだったりで違いますよね。
いつも思うんですけど、お医者さんは専門用語使いすぎですよねi-231「高口蓋で…(略)哺乳孔が…」って言われても、素人にはピンとこないしi-232私はもとも「哺乳孔」も「反射」についても詳しく知っていましたが、旦那さんは全く知らなかったので「何?」って感じでした。
どんな時も相手の事を考えて話をして欲しいと思います。
  1. 2006/08/14(月) 22:56:46 |
  2. URL |
  3. ちっこいの(管理人です) #cdb7H0bk |
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はじめましてv-237宮城県在住来月二歳になるプラチャンのママです!うちは生後2ヶ月で診断がついたんですが「この子なんか違う」と先生に染色体検査をお願いしたのは私からでしたv-74うちソラと二つ違いにのお兄チャンがいて生後すぐの姿を見て不安になりましたよv-237プラチャンと診断されてからは毎日泣いてばかりだったな・・なんでソラなんだろうって隣でスヤスヤ寝てるソラを見てはまた泣いてv-155いまだに同じ位の子と比べてしまう自分がいるんだけど見る度健康だったら・・でも目の前は違うんですよねv-237ソラもゆっくりだけど一生懸命成長してるし☆お互いかわいい子供のため元気にやっていきましょうv-91
  1. 2006/08/15(火) 21:50:51 |
  2. URL |
  3. そらママ #- |
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コメントありがとうございます。

<そらママさん>
初めまして。
そらママさん凄いですねv-405自分で「違う!」って分かって検査をお願いするなんて…。やっぱり2人目だと生まれたばかりでも様子が違うのが分かるんですね。
私も未だに悲しくなる事もあるけど、ヒカリのおかげで夫婦の絆も家族の絆もより深まったように思います。ものの見方も今までとは違った見方が出来るようになったし、色んな発見もあるし。
子どもって見ていて癒されますよね。それで私も頑張ろうって思います。
まだまだ新米ですが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
  1. 2006/08/17(木) 00:46:16 |
  2. URL |
  3. ちっこいの(管理人です) #cdb7H0bk |
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